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ライブ主催に関するご相談への回答

ライブ主催に関するご相談を頂きましたので、答えられる範囲でお答えします。


【ご相談の要約】
(お名前はご本名のようなので一応伏せました)

まず私の今の現状です。
■バンドマンではない普通のフリーター。
(仕事も始めたばかりですが、コンサートや音楽イベントの主に設営業、裏方業務をしていくところです。)
■バンドマンの知り合いもゼロ。ライブハウスなど、その他人脈もゼロ。
■もちろんライブ主催もしたことはありません。

言わば、ライブ主催に至っては全てゼロという状況ですが、とにかく音楽が好きでライブ、フェスの主催者になることが夢です。そこで、まず小さなライブハウスで主催をしようと思ったのですが、まず私の状況からして、まず何をするべきでしょうか?

自分なりに考えた結果は
■まずは自分が呼びたいと思うバンドのライブを観に行って、声を掛ける。
■自分が呼びたいと思うバンドのHPからお誘いのメールを送る。

自分が考えた結果は、まずは呼べるバンドがいないと始まらないと思ったので、そこにコミュニケーションを取りに行くべきかな。と思いました。何か、もっとこうすればいいという意見がありましたら、是非教えて下さい。

あと主催ライブには何かテーマがあった方がいいのでしょうか?例えば、私は主催に関しては「お金儲け」という意識は無いので、自分の興味のある「復興支援」というキーワードを組み合わせると、そういう事に興味があるバンドが呼べてよりいいかな。と思っています。


【 回 答 】
(うまくまとめられませんが、考えられる事を全て書きだしてみます)


まず第一に考えなくてはいけないのは、出演バンドに迷惑をかけない事だと思います。ライブにかかるお金があまりにも高い、観客動員が少ない、会場の立地が悪く観客を呼びづらい、機材面など含めて会場が良くない、段取りが悪い、こういった面には気を配るべきです。


という事を踏まえて、まず第一にすべき事は会場探しです。持ち込み企画でのライブが可能な店、貸し切りでのライブが可能な店を探します。その中でイベント全体の時間、料金、機材面、立地、日程などを検討して会場を決定します。


身も蓋もないですが、ハッキリ言ってお金さえかければこういった問題の全ては簡単にクリアできます。そこを決まった予算でうまくやるのが主催者の役割だと思います。出演バンドにチケット代として負担してもらえる金額(チケットノルマ)は1バンドにつき30,000~40,000円くらいが限度です。それを越えてしまうとかなり高い感じがしてしまうので、出演するメリットを感じにくいと思います。


チケットノルマといえば、バンドに対するバックの事も考えておかないといけません。バックというのは、例えばチケット1,500円×20枚の30,000円と設定した場合、(当日券含めて)21枚目以降の分をいくらバンドに還元するかというものです。100%バックなら、20枚ノルマで30人動員というバンドがあった場合には10枚分15,000円をバンドに渡すという事です。1,000円バックなら、10,000円はバンドに、5,000円は主催者で取ります。


私の場合はご相談者様と同じく利益は考えていませんから、いつも100%バックでやっていますが、ここで当然考えなくてはいけないのは、チケット枚数の管理です。借り切りの場合だったら、チケットのモギリも自分たちでやらないといけませんから、お客さんの入場の際に必ずどのバンドを目当てに来たお客さんなのかを把握しないといけません。


具体的手順としては、前売り券にはそれぞれのバンド名をチケットに記入してから売るようにしてもらい、当日券の場合は受付けでお客さんに直接聞いてその枚数を控えておくことです。チケットもぎりをお店のスタッフにやってもらえるのであれば、この辺はちゃんと頼んでおけばラクできますね。


機材面については、演奏者じゃないとなかなか良し悪しの判断が難しいと思います。ですから、バンドをやっている人で特に機材に詳しい人に助けてもらえないと正直苦しいと思います。店によって置いている機材は違いますし、良し悪しが明確にあります。よっぽどひどい機材でない限り、それを不満に思うバンドは少ないと思いますが。


アンプなどに強いこだわりがあるバンドの場合は、自前で機材を持ち込みたいと言う場合もあります。実はこれはこれで主催者としては面倒だったりします。というのは店側に機材の持ち込みの確認を取らなくてはいけないからです。バンドの機材は大きいものが多いですから、持ち込むという事は場所を取りますし、他の機材もありますから配置の面で店に負担を強いる場合があります。


料金、立地、機材面など全てクリアになったとして会場が決まったとしましょう。


次は出演バンドです。ご相談者様の言うように好きなバンドのライブを観に行って知り合いになり、イベント主催をするので出てくれないか?と頼むというのは良いと思います。この調子で全出演バンドを決めるというよりは、出演バンドのさらに知り合いのバンドを誘ってもらうという事も期待できます。


しかし、ライブに既に出ているバンドを誘って出演してもらうという場合は、既にある程度ライブ慣れしているという事が想定されますから、少し段取りが悪かったり主催側に問題があるとその辺はすぐに見抜かれてしまいます。ある程度は仕方ないとも思いますが、こういった場合問題を解決、あるいは緩和してくれるのはやっぱり人間関係です。


出演バンドの人と仲良くなっていないと、ハッキリ言って何が起こってもおかしくないです。突然出演キャンセルと言われたり・・・。じっくりと時間をかけて、互いの信頼を築いてからでないと難しいと思います。


逆にそうでない場合は、企画、会場、料金など全て完璧に準備して、ビジネスライクにやるという事です。もしかしたらこっちの方がラクかもしれませんね。こちらはコレコレこういうイベントをやります、出るのであればこういうルールがあるので守ってください、とハッキリしておくんです。


出演バンド募集のもうひとつの切り口は、バンドはやっているけどなかなかライブの機会がないというバンドを集めるという方法です。初心者バンドから初めてまだ初ライブデビューをしていないバンドとか、ライブってどうやって出たらいいのかがわからないというバンド、普段スタジオワークで楽しんでいてあまりライブに出ていないバンド、こういうバンドの中には、手頃なイベントがあれば出たいと思っているバンドがけっこういます。


SNSなどのネットコミュニティでこういったバンドを募集するのも良いですし、知り合いのツテをたどってという方法でも良いと思います。


しかしこういうバンドを集めてのイベントには、観客動員という壁があります。初心者バンドやライブをあまりやっていないバンドというのは、観客動員力がありません。借り切りだったらガラガラでも店には迷惑はかかりませんが、出演バンドの人もできればある程度盛り上がるライブをできるの越したことはありません。また、借り切りじゃない場合はあまりガラガラだと店に嫌がられる面もあります。


会場、日程、出演バンド、全て決まって、後は当日です。


タイムスケジュールは若干の余裕を持った時間割を作った方が良いです。1バンドあたりの演奏時間は30~40分程度が普通です。そしてバンドとバンドの交代の時間(転換といいます)も5~10分程度取っておきます。あるいは、転換込みで45分などと設定する方法もあります。演奏時間は出演バンドにとって大切な要素ですから、絶対に明確にしておかないと駄目です。


当日の一般的なスケジュールは、例を上げるとこんな感じです。
(3バンド出演、転換込み1バンド45分、開演時間18:00だとして・・・)

16:00 集合(入り時間)

~16:15 説明、あいさつなど

~16:35 3番目のバンドのリハ(音合せ)
~16:55 2番目のバンドのリハ
~17:15 1番目のバンドのリハ

~17:30 打ち合わせ・空き時間

17:30 会場(お客さんを入れる)
18:00 開演(演奏開始)

~20:15 演奏終了、撤収


企画者はこういった細かいタイムスケジュールを事前に決めて、店にも出演バンドにも周知しておくことも役目です。


またもうひとつ補足として、当日のリハーサル(音合せ)は1バンド15~20分程度、出演順の逆にやるのが一般的です(逆リハ)。なぜ逆かと言うと、セッティングはバンドごとにまちまちです。ですから、最初にステージに立つバンドのリハを最後にしておくと、リハ終了時のセッティングのまま本番を迎えられるんです。


さて、ライブイベントのテーマとしては、ハッキリ言って何でもいいです。出演バンドの中に近々CDを出すバンドが入れば「レコ発ライブ」としてもいいですし、初心者バンドを集めたとしたら「ライブデビュー」みたいな感じでもいいですし、個人的にはテーマありきで企画する事はあまり考えたことはありません。


テーマというより企画なのですが、バンドの間に漫才を挟むとか、映像クリエーターの人の作品を上映するとか、そういうのも面白いと思います。


イベントの骨子が決まったら、とにかく出演バンドや店と連絡を密にして色々な問題をクリアしていく作業が発生します。これはけっこう大変です。当日までに全てクリアにして、後は本番の演奏を楽しみ、楽しんでもらうという形にできればベストです。


とにかく一番大切なのはコミュニケーションです。特に出演バンドとはよくコミュニケーションを取って、互いに分かり合える仲になっておいた方が良いです。というよりそうじゃないとキツイです。よく知らない仲だと、自分勝手な事を言い出すヤツがいるんですよ!(笑)


また、会場に関する事でもうひとつ補足すると、一般的な普通のライブハウスでやるよりも、ライブバーのような小さい席数の少ない店でやると安くつく場合が多いです。場合によってはほとんどタダみたいな値段でできます。しかし、音響、機材面で制約がありますから、大音量のバンドには向かないというような事もあります。


それから、イベントを主催するにあたっての勉強として一番効果的なのは、一度自分でバンドを組んで何かしらのライブに出てみる事だと思います。


まとまりませんでしたが、だいたいお伝えできる事はこんなものです。参考にできる部分があれば参考になさってください。


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